1. マネーフォワード ビジネスカードとは？

マネーフォワード ビジネスカードは、法人・個人事業主向けに設計された事業用の決済カードです。初期費用や基本年会費が無料で利用開始しやすく、利用金額に応じて1〜3％のポイント還元があるのが大きな特徴です。クラウド会計サービス「マネーフォワード クラウド」との連携により、経費精算や会計仕訳の自動化が可能となり、経理担当者の負担を減らします。

2. 注目ポイント（ざっくり3つ）

• 初期費用・年会費が基本無料：条件付きではありますが、発行手数料・年会費がかからず始められます（※一定の条件で年会費や発行手数料が発生する場合あり）。
• ポイント還元1〜3％：通常還元は1％、マネーフォワードの対象サービス利用時など特定条件で最大3％となる場合があります。貯めたポイントは1ポイント=1円として支払いに使えるため、経費削減にも直結します。
• クラウド連携で経理が自動化：カード利用明細がクラウド会計へ自動連携され、証憑（レシート等）の添付や仕訳登録も効率化。従業員の立替や経費精算作業を大幅に削減できます。

3. 具体的なメリット（現場目線で）

経理フローの短縮：従来、従業員が立替→申請→経理承認→振込というステップが必要だったのが、カード決済に切り替えるだけで立替が不要になります。合わせてカード明細と証憑を紐付けられるため、月次決算のスピードも上がります。

経費の見える化：部署や用途ごとに複数枚のカード（リアル／バーチャル）を発行可能なため、誰がどこにどれだけ使ったかをリアルタイムに把握できます。承認フローや利用制限もWebから設定でき、ガバナンス強化につながります。

コスト還元：ポイント還元により実質的な割引効果が期待できます。海外決済の手数料分もポイント還元で相殺できる仕組みがあるため、海外SaaSや仕入れの利用が多い事業者にも向いています。

4. 注意点（導入前に押さえておきたいこと）

• リアルカードを複数枚発行する場合は、2枚目以降に発行手数料（例：900円＋税）がかかるケースがあります。
• 発行後1年間まったく利用がない場合は、年会費が発生する場合があるため（条件あり）、運用プランを立てておくことが重要です。
• 一部の取引やサービスはポイント還元の対象外になる場合があるため、還元対象の詳細は事前に確認してください。

5. 導入事例から見る活用イメージ

マネーフォワードの導入事例ページには、実際にビジネスカードを導入して経費精算の手間を減らした企業の声や、会計処理の効率化に成功した事例が掲載されています。導入前後での業務時間削減や、経理担当者の工数削減など、具体的な効果を確認してから申込みを検討しましょう。

6. よくある質問（Q&A）

Q. 法人だけでなく個人事業主でも申し込めますか？

A. はい。個人事業主向けのプランも用意されており、決算書の提出不要でWeb完結で申し込みが可能です（審査あり）。

Q. 複数枚のカード運用はどう管理するの？

A. Web管理画面からカードの発行・停止・利用制限が可能。明細はリアルタイムで反映され、証憑添付や仕訳の自動化ができます。

Q. ポイントはどう使えますか？

A. 貯まったポイントはウォレットにチャージして1ポイント=1円で決済に使えます。還元の詳細やボーナスポイントに関しては公式のポイント規定を確認してください。

7. 導入の手順（かんたん4ステップ）

1. 公式ページから申し込みフォームへ（Webで完結）。
2. 必要情報を入力して審査を受ける（与信ロジックにより決済枠が設定）。
3. カード発行（リアル／バーチャル選択）・従業員へ配布。
4. マネーフォワード クラウドと連携して使用開始。明細や証憑を紐付けて経理自動化を進める。